敬老の集いを終えて

今年も、ご家族の方々を始め、ボランティアの方、地域の方のお力添えもいただき、楽しく、そして無事に入居者様のお祝いを行う事が出来ました。誠にありがとうございます。
日々、思う事ではあるのですが、ご家族とともに楽しく過ごされる入居者様の笑顔ほど、眩しく素敵な物はないな!と、こういった大きな行事では改めて感じさせられます。
ユニットケア、ひとりひとりの入居者様に対して、固定した少人数の職員が密に関わり、深くお互いを知る事で、浅く広くのケアではなく、その方らしさを尊重した、かゆい所に手が届くようなケア・・・家にいた時のこだわり等を大事にするようなケア・・・あなたがいてくれて良かった・・・そんな関わり、ケアを目指しつつ携わっているのですが、ご家族の前でのあの万年の笑みを見ると、目指すべき場所はこの笑顔を引き出せる職員になること!と考えています。
その笑顔の中には、楽しさだけではなく、安心から出てくる安堵の笑顔、長い付き合い、信頼関係から出てくる笑顔、そして心の底から楽しんでいる時に出てくる笑顔、一言では表せないさまざまな要素があってのものだと思うのです。
6月に、岩手の陸前高田の災害地派遣に行った時にも感じたのですが、そこでの地元のボランティアの介護職員さんが来ると、
「あなたがいてくれると、本当に安心するわ。空気が全然変わるもん。」
と被災者の方が話されていたのが、本当に胸に染みわたりました。
「ああ・・これが、いわゆるプロの介護職員なんだな!」と感じた時でした。
そこにいるだけで、安心感を与えられる。辛い時、苦しい時も、そこにいるだけで、空気を明るく変えてしまう。魔法使いの様な、スターの様な存在です。
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ご家族様、ボランティア様、地域の皆様方のお力添えを頂きつつも、それだけに甘んじることなく、
私たち職員は、知識、技術の向上を目指すとともに、そこにいるだけで、安心と笑顔を引き出せるようなプロの介護職員を目指して、日々頑張っていきたいと思います。
9月16日 3階介護課 西 賢一郎