4月の苦情・要望
4/19発生の苦情
■ 事実関係
・援助に入ったヘルパーに対して、「(Fヘルパーについて)もう来てほしくない」とご本人様より話しがあった。
・ご本人様は知的障がいがあり、物の置き方に対してこだわりがあり、環境や人に慣れるのに時間がかかるという方であった。このような方だったので、物の置き方等、逐一ヘルパーに対して指摘してきていたが、Fヘルパーはそれに対して、「わかっています」と答え、ご本人より、「○○さん(他のヘルパー)はそんなことは言わない」と言われてしまう。Fヘルパーは知的障がいの方への対応について、苦手意識を持っていたこともあり、ご本人に嫌われていると感じており、ご本人に対して、「あなた私がきらいなのよね」と言ってしまう。また、インシュリンを打つ方への介助に入るのが初めてだったこともあり、援助に入る際、緊張していた。
・サービス提供責任者はFヘルパーに対して、ご本人の障がいについて説明をしていたが、Fヘルパーはよく理解できておらず、苦手意識を持ったまま対応してしまっていた。
・Fヘルパーは他の利用者に対しても同様な発言があり、トラブルになっていたが、サービス提供責任者は、Fヘルパーを派遣する際に、トラブルが起こるリスクを考えないで派遣してしまっていた。
■ 当組織は起きたことについてどのように評価したか
担当ヘルパーによる不適切な言動により、ご本人様の気分を害してしまった。
■ なぜ起きてしまったのか(原因)
担当者は知的障がい者の方への理解が不足しており、対応について苦手意識を持っていたため、混乱して適切な対応ができなかった。
担当者は他の利用者に対しても同様な対応をしていたこともあり、派遣する際のサービス提供責任者の配慮が足りなかった。
■ どのような対策をとっていくか(又は、対策をとったか)
上記の件について、サービス提供責任者、担当ヘルパーに対する指導教育を行なっていく。
■ 申し立て人に対して事業所が行なったこと
報告書をお届けし、謝罪した。
4/14発生の苦情
■ 事実関係
前回短期入所退所時に、ご家族がカバンの中身を確認すると、汚れた衣類がすすぎ洗いもせず、そのまま入っていた。またご本人が退所時に義歯を装着しておらず、義歯ケースの中に水と義歯を一緒に入れたまま鞄の中に入れて返却されていた
担当職員は義歯を「食事の時だけ使う物」だと思っていたため、退所時に義歯を装着しなかった。また義歯は水につけておかないと壊れてしまうと思い、ケースに水を入れ、その中に義歯を入れて返却した。自分でケースを横にした時に水がこぼれなかったので、(鞄に入れても)大丈夫だと思っていた。汚れ物については、右の肩のあたりにひどい汚れがあったのに、担当職員は気がついていたが、返却方法について、先輩職員に確認したところ、「(洗濯が)退所に間に合わないので、洗濯物として別の袋に入れたら良い」と言われたので、袋に入れてそのまま返却した。
■ 当組織は起きたことについてどのように評価したか
・退所時に義歯の装着をしておらず、義歯の適切な利用ができなかった。
・退所時に汚れた衣類や義歯の適切な返却ができなかった。
■ なぜ起きてしまったのか(原因)
・義歯の使用方法についての担当職員の理解が不足していた。
・水を入れたまま義歯ケースを鞄の中に入れたり、ひどい汚れがあった衣類をそのまま袋に入れて返却したりするなど、ご本人、家族に対する配慮が不足していた。
■ どのような対策をとっていくか(又は、対策をとったか)
担当職員に対する指導、教育をしていく。
■ 申し立て人に対して事業所が行なったこと
5月27日 ご家族に報告書をお渡しし、謝罪した。