12月の苦情・要望
12/9発生
■ 事実関係
・健康管理課の会議で、風邪薬を服用している利用者のリハビリについて、「副作用があるので、基本は中止」という方針が出た。
・担当看護師は「眠気のある風邪薬を飲んだので、ふらふらして込んだりすると危ないので、今日は(リハビリを)中止にしましょう」と伝えた。ご本人様からは、「階段の足上げ、腕の運動などができないか?」、問い合わせがあったが、以前、姿勢が崩れて危険なことがあったことを理由に、リハビリの代わりに全体での体操やゲームなどへの参加を薦めた。
・その後、ご本人より、担当ケアマネジャーに対して、「風邪薬を飲んでいる人はリハビリができないことになりました」と言われたが、納得できないと訴えがあった。
■ 当組織は起きたことについてどのように評価したか
風邪薬を服用していても、その方の状態に応じて、実施しても支障のないリハビリを提案すべきであった。
■ なぜ起きてしまったのか(原因)
・健康管理課の会議で、風邪薬を飲んだ方のリハビリは「副作用があるので基本中止」という方針を出しただけで、「風邪薬を飲んでいる方のリハビリをどう実施していくか」という充分な検討、周知ができていなかった。
・ご本人様はデイサービスでの、「リハビリ」を楽しみに来ていたのに、その意向に配慮できなかった
・担当看護師がリハビリ中止について関係部署への相談やその後の上司への相談、報告を怠っていた。
■ どのような対策をとっていくか(又は、対策をとったか)
・今後はご本人様のリハビリについて、どのように実施していくか担当部署内で十分に検討し、ご本人様のその時のお体の状態に応じて、適切なリハビリが実施していけるようにする。
・風邪薬の飲んでいる方のリハビリや個別ケアの実施方法について、担当部署内で検討、確認する。
・担当看護師には、上司や関係部署への相談、報告の必要性について、指導していく。
■ 申し立て人に対して事業所が行なったこと
謝罪し、了承を得る。