「伊達直人」様など多くの方々のご寄付を頂戴したことについて

中心子どもの家において、「伊達直人」様名義や、あるいは匿名で、何人もの方々から、金銭、物品等の貴重なご寄付を頂戴しました。今回の一連のご寄付を下さった皆様のみならず、これまで長きにわたってご支援下さいました方々にも、あらためて御礼申し上げます。
詳しくはこちらの文書をご覧ください。

平成23年1月13日
「伊達直人」様など多くの方々のご寄付を頂戴したことについて
(御礼とご報告)

社会福祉法人 中 心 会
理事長 浦野 正男
児童養護施設 中心子どもの家
所長 曽我 幸央

 昨年末以来、漫画「タイガーマスク」の主人公と同じ伊達直人のお名前などで、全国の児童養護施設等へのご寄付が相次いでいることが、新聞・放送等によって広く報道されました。
 すでに報道等によってお聞き及びかもしれませんが、たいへんありがたいことに、私どもが運営する児童養護施設・中心子どもの家においても、伊達直人名義や、あるいは匿名で、何人もの方々から、金銭、物品等の貴重なご寄付を頂戴しました。
ご寄付下さいました方々には、あらためて深く感謝申し上げます。
 児童養護施設に対する今回の全国的な一連のご寄付はいずれも、多くの国民の皆様の社会福祉事業に対する温かいお気持ちの表れであり、家庭環境に恵まれない児童にとっても、その児童の養護に従事する私どもにとっても、大きな励ましとなりました。
 他方で、私どもはこれまでも、多くの方々から物心両面にわたって貴重なご支援を頂戴して参りました。また、日常的に多くのボランティアの皆様のご協力も頂戴して参りました。しかし私どもの力不足もあって、これらの多くの方々の善意を広く社会にお伝えすることができなかったことは、誠に申し訳なく存じております。
 今回の一連のご寄付を下さった皆様のみならず、これまで長きにわたってご支援下さいました方々にも、あらためて御礼申し上げます。

 皆様ご承知のように、我が国では少子化が進行しているにも関わらず、虐待等によって家庭で適切な養育が受けられず、私どものような施設での養護を必要としている児童が急速に増えています。もちろん、このような不幸な事例がなくなるように、虐待予防の取り組みを社会全体で進めることがたいへん重要ですが、同時に、現に困難な状況にある児童を守るための施設等を充実することも急務となっています。
 このような状況下にあって、私どもでは現在、中心子どもの家に続く第二の児童養護施設等の整備を計画しております。今回頂戴したご寄付は、中心子どもの家の児童のために有効に活用させていただくとともに、新しい児童養護施設等の整備事業にも充当させていただきたいと考えております。
 私どもは、皆様の温かいお気持ちを心の支えとして、これからも地域における児童福祉の向上に全力を尽くして参る所存です。引き続き、多くの方々のご支援をお願い申し上げます。