9月の苦情・要望
9月№1
■ 事実関係
食事の後、ユニット職員が居室に誘導し、洗面台の前に案内した。プランでは、氏は口腔ケア自立で、コールの使用が可能であったため、「歯磨きが終わったらコールで呼んでください」と声掛けし、職員はその場を離れた。しかし、氏はコールを使用せず、職員が氏の居室に戻った時には、ベッドで横になっていた。車いすが、ベッド横につけてあったため、自操してベッドまで戻ったと考えられる。プランでは積極的な声掛けをしないと、遠慮がちで自分からはあまり頼みごとをしない。ということを聞き取っていた。口腔ケアは自力で可能ではあるが、家族、本人としては手伝ってほしかった。
■ 当組織は起きたことについてどのように評価したか
プラン聞き取りの中で本人、家族の希望が聞けていなかった。
介護をしている中で氏の希望を聞きながら、積極的なコミュニケーションが取れていなかった。
■ なぜ起きてしまったのか(原因)
相談員がプラン聞き取りの際、口腔ケアを本人が自力でできるかどうかだけを聞き、本人の希望を聞いていなかった。自宅でどのように口腔ケアをしているかを聞いていなかった。
介護職員が、本人はほぼ自立で、車いす移動と、トイレ時のみ手伝えばよいと思っていた。本人が遠慮がちで、あまり人にものを頼めない性格であることを理解していなかった
■ どのような対策をとっていくか(又は、対策をとったか)
プラン作成の際、自宅でどのようにお手伝いをされているかを、プランに反映させられるよう、職員に指導する。
ご本人様のご希望を伺いながら介護ができるよう、職員に指導する。
■ 申し立て人に対して事業所が行なったこと
洗面台前で放置してしまったことを謝罪する。
9月№2
■ 事実関係
短期入所の退所時に杖、靴、歯磨きセット、コップの忘れ物があった。入所時に荷物のチェック表で数量を確認することになっているが、入所時にその確認をしていなかった。(プランでは荷物は自己管理になっていた)退所時にも荷物の確認をしておらず、不足品が出てしまった。
■ 当組織は起きたことについてどのように評価したか
施設で洗濯をする以上、荷物は自己管理ではなく、施設管理にし、荷物のチェック表で数量を確認するべきだった。
■ なぜ起きてしまったのか(原因)
氏の荷物を管理できていなかった。
荷物チェックで数量を確認していなかった。
プランで荷物自己管理にしていた。
■ どのような対策をとっていくか(又は、対策をとったか)
今後荷物は施設で管理することとし、入所時に荷物の確認をする。
■ 申し立て人に対して事業所が行なったこと
不足の荷物をご自宅までお届けし、謝罪する。