3月の苦情報告
3/6発生の苦情
■ 事実関係
利用者A様は3月2日から発熱(37.4℃)あり、居室にて安静にしていだだき、様子観察している事を家族に連絡していた。翌日3月3日、家族が面会に来られる。往診医がいるとの情報あり、施設に往診に来ていただけないか、家族に話をし、家族が往診医に確認すると、往診医より施設に往診には行けないとの話がある。現状では救急搬送するほどの状態ではないため、相談員(B)から施設にて、クーリング、体調不良食提供等の対応をしながら様子観察する事を伝えた。
しかしその後も利用者A様の微熱状態(37℃台)は続き、食事摂取も進まない状態のため、3月6日、再度家族に連絡をして現状をお伝えする。相談員(C)から往診医が往診に来てもらえないのなら、どこか近隣の病院に診察に連れて行ってはどうか提案する。家族は普段往診医にしか診てもらっておらず、どのようにしたらよいのかわからない様子のため、相談員(C)から利用者A様のケアマネジャーに連絡をし、3月2日からの利用者A様の状況を伝え、通院の手配をお願いする。
■ 当組織は起きたことについてどのように評価したか
体調不良の状況についてケアマネジャーへの連絡が遅かった。
相談員がご家族の介護力、判断力の弱さを把握できていなかった。
■ なぜ起きてしまったのか(原因)
利用者の状況の変化について、どんな事でもご家族だけでなく、ケアマネジャーに報告する意識に欠けていた。
利用者だけでなく、ご家族の介護力等の状態もアセスメントする力が不足していた。
■ どのような対策をとっていくか(又は、対策をとったか)
・利用者様の状況の変化について、逐一ケアマネジャーにご報告することを相談員で周知徹底していきます。
・介護をしているご家族様の介護力、判断能力を把握して、ご利用者様のご報告をしていきます。
■ 申し立て人に対して事業所が行なったこと
・連絡、報告が遅くなってしまった事を謝罪する。
3/7発生の苦情
■ 事実関係
3/7家族Dより、以下の申し立てを受ける。
「3/2は面会に行けないので施設へ電話し、『今日は来客があり施設には行けない。それをユニットへ伝えておいて欲しい』と、相談員Eに伝えた。3/4面会時、ユニットの職員に伝わっていないと感じた。3/5相談員Eに会ったので『3/2のことはユニットに伝えてくれた?』と聞いたが、その態度が悪かった」
相談員Eより
・家族Dから「今日は来客だから面会に行けない」という連絡は受けたのは覚えているが、それを誰に伝えたのか、伝え忘れたのか、その両方とも覚えていない。
・3/5家族Dから「伝えたことを、誰に連絡した?」と聞かれたので、「忘れました」と返答をした。自分としては、質問されたことに対して、覚えていなかったので「忘れました」と返答した。
3/2の連絡について
・3/2出勤していた介護職員2名とも、相談員からの連絡は受けていなかった。
■ 当組織は起きたことについてどのように評価したか
・連絡を受けた職員は、相手先(今回はユニット職員)に情報が伝わるよう、伝達また引き継ぎする責任がある。
・家族から指摘を受けた際は、まずは、受け止める姿勢をもつこと。
■ なぜ起きてしまったのか(原因)
・連絡を受けた情報をユニットにつながなかったこと。
・指摘をされた時の対応が、先方の真意をつかんだものではなかった。
■ どのような対策をとっていくか(又は、対策をとったか)
どのような対応をすべきだったか振り返った。
■ 申し立て人に対して事業所が行なったこと
3/7・8・9繰り返し謝罪した。